鼻茸(鼻ポリープ)について

鼻茸(はなたけ/鼻ポリープ)は、鼻の中の粘膜が腫れてふくらみ、キノコのように突出した状態です。
慢性的な炎症に伴って発生することが多く、副鼻腔炎と関連していることが多い病気です。
小さいうちは無症状のこともありますが、大きくなると鼻づまりや嗅覚障害の原因となります。
大阪市中央区の耳鼻咽喉科・頭頸部外科くまべクリニックでは、症状や重症度に応じて、薬物治療から日帰り手術、必要に応じた専門医療機関との連携まで適切に対応します。
主な症状
- 鼻づまり
- においがわかりにくい(嗅覚低下)
- 鼻水・後鼻漏
- 口呼吸
- いびき
進行すると
- 強い嗅覚障害
- 鼻閉による生活の質の低下
を伴うことがあります。
鼻茸の主な原因
鼻茸は、慢性的な炎症によって粘膜がむくむことで形成されます。
主な原因
- 慢性副鼻腔炎
- 好酸球性副鼻腔炎
- アレルギー性鼻炎
特に、好酸球性副鼻腔炎では再発しやすい傾向があります。
また、片側のみの病変や非典型的な形態の場合は腫瘍との鑑別が重要です。
鼻茸の特徴
ポイント
- 痛みはほとんどない
- 徐々に大きくなる
- 鼻づまりの原因として重要
- 嗅覚障害と強く関連
鼻茸の診断
当院では以下を組み合わせて診断します。
- 鼻内所見(内視鏡)
- 問診(症状・経過)
- 必要に応じてCT検査
副鼻腔炎の合併の有無や重症度を評価します。
重要なポイント
鼻茸は見た目だけでは診断が確定できない場合があります。
- 片側性病変
- 不整な形状
- 出血を伴う場合
このような場合には
→生検(組織検査)を行い診断を確定します。
また、
→好酸球性副鼻腔炎の診断のためにも生検を行うことがあります。
鼻茸の治療
症状や病態に応じて治療を選択します。
薬物治療
- ステロイド点鼻薬
- 内服治療
炎症を抑えることで、鼻茸の縮小や症状の改善を図ります。
日帰り手術(内視鏡下副鼻腔手術:ESS)
薬物治療で十分な改善が得られない場合に検討します。
内視鏡を用いて鼻茸を切除し、副鼻腔の通り道を広げることで、
分泌物が排出されやすい環境を整えます。
手術治療を検討する目安
以下のような場合に手術を検討します。
- 鼻づまりが強い
- 嗅覚障害が持続する
- 薬物治療で改善しない
- 副鼻腔炎を合併している
- 日常生活への影響が大きい
手術はあくまで症状や生活への影響を踏まえて慎重に判断します。
当院の診療体制
日帰り手術
- 内視鏡下副鼻腔手術(ESS)
高度医療機関との連携
- 重症例(広範囲病変)
- 重症好酸球性副鼻腔炎
- 全身麻酔が必要な症例