声帯ポリープ切除術
― 声帯にできたポリープを取り除く治療 ―
声帯ポリープとは

声帯ポリープは、声帯にできる良性病変で、
- 声のかすれ
- 声が出しにくい
- 声が疲れやすい
といった症状がみられます。
多くは
- 声の使い過ぎ
- 炎症
などがきっかけとなって発生します。
治療の基本方針
声帯ポリープの治療には
- 音声治療(声の使い方の改善)
- 薬物治療
- 手術
などがあります。
ポリープが大きい場合や、保存療法で改善しない場合には手術による切除を検討します。
標準的な手術(全身麻酔手術)
声帯ポリープの手術は通常、全身麻酔による顕微鏡下喉頭手術が標準的な治療です。
この手術では
- 全身麻酔
- 入院
で行うことが一般的です。
その場合には、適切な医療機関をご紹介します。
当院で可能な日帰り手術

比較的小さなポリープの場合には、内視鏡を用いた日帰り手術で切除できることがあります。
手術は
- のどに麻酔スプレーを行い
- 内視鏡を使用して
ポリープを切除します。
手術時間は10〜20分程度です。
日帰り手術が難しい場合
以下のような場合には日帰り手術が難しいことがあります。
- ポリープが大きい場合
- 咽頭反射(えずき)が強い場合
- のどの形状などにより十分な視野が確保できない場合
その場合には無理に日帰り手術を行わず、全身麻酔手術が可能な医療機関をご紹介します。
術後の経過
術後は声帯を安静に保つことが重要です。
そのため2〜3日程度の沈黙(声を出さないこと)が必要になります。
その後もしばらくは大きな声や長時間の発声を控えていただきます。
合併症・注意点
すべての外科手術と同様に、以下の可能性があります。
- 出血
- 声のかすれ
- ポリープの再発
必要に応じて適切に対応します。
嗄声(声のかすれ)について
声のかすれ(嗄声)は、声帯ポリープ以外にもさまざまな原因で起こります。
例えば
- 声帯ポリープ
- 声帯結節
- 声帯嚢胞
- 声帯炎
- 声帯麻痺
などがあります。
また、頻度は高くありませんが喉頭がんなど悪性腫瘍が原因となることもあります。
そのため、声のかすれが続く場合にはまず原因を正確に診断することが重要です。
当院では内視鏡検査を行い、声のかすれの原因を確認したうえで治療方針をご説明します。
まずは外来でご相談ください
声のかすれの原因はさまざまであり、すべてが声帯ポリープとは限りません。
当院では診察と内視鏡検査を行い、
- 保存治療でよいのか
- 手術が必要か
- 日帰り手術が可能か
を判断します。
声のかすれが続く場合は
まず外来でご相談ください。