中咽頭腫瘍摘出術
― 扁桃や口蓋垂周囲にできた腫瘍を摘出する手術 ―
中咽頭腫瘍とは
中咽頭とは、口の奥にある咽頭の部分で、
- 扁桃(口蓋扁桃)
- 口蓋垂(のどちんこ)
- 軟口蓋
- 咽頭後壁
などを含む領域です。
この部位にはさまざまな腫瘍が生じることがあります。
多くは
- 乳頭腫
などの良性腫瘍ですが、まれに悪性腫瘍が含まれることもあります。

症状として
- のどの違和感
- 異物感
- 出血
などがみられることがあります。
治療の基本方針
中咽頭腫瘍は見た目だけでは良性か悪性かの判断が難しい場合があります。
そのため、
- 腫瘍の大きさ
- 形状
- 発生部位
などによっては、先に生検(組織採取)を行い診断を確定することがあります。
その結果を踏まえて摘出の方法を検討します。
中咽頭腫瘍摘出術

手術では腫瘍を周囲組織から丁寧に切除します。
摘出した組織は病理検査(顕微鏡検査)を行い、最終診断を確認します。
手術方法
多くの場合
- 局所麻酔
- 日帰り手術
で行うことが可能です。
手術時間は10〜20分程度が目安です。
腫瘍の大きさや部位によっては縫合を行うことがあります。
術後の経過
術後は
- のどの痛み
- 軽い出血
- 違和感
がみられることがありますが、多くは数日で改善します。
術後数日は
- 刺激の強い食べ物
- 熱い飲食物
を控えていただきます。
合併症・注意点
すべての外科手術と同様に、以下の可能性があります。
- 出血
- 感染
- 傷の開き
- 一時的な痛みや違和感
必要に応じて適切に対応します。
悪性腫瘍の可能性について
中咽頭腫瘍の多くは良性ですが、まれに悪性腫瘍(中咽頭がん)が含まれることがあります。
病理検査の結果によっては、がん治療を専門とする医療機関での治療が必要になる場合があります。
その際には速やかに適切な医療機関をご紹介します。
まずは外来でご相談ください
中咽頭の腫瘍の多くは良性ですが、診断や治療のために摘出が必要になることがあります。
当院では診察を行い
- 経過観察でよいのか
- 摘出や生検が必要か
を判断します。
のどの奥の違和感やしこりが気になる場合は、まず外来でご相談ください。