頸部嚢胞・頸部皮下腫瘍・頸部リンパ節摘出術
― くびのしこりを診断・治療する手術 ―
くびのしこりについて

くびにしこり(腫瘤)ができる原因にはさまざまなものがあります。
例えば
- 頸部嚢胞(先天性嚢胞など)
- 皮下腫瘍(脂肪腫・粉瘤など)
- リンパ節腫脹
などがあります。
多くは良性の病変であり、必ずしも手術が必要になるわけではありません。
診断
くびのしこりがある場合にはまず
- 診察(触診)
- 超音波検査
などを行います。
さらに、腫瘤の性質を確認するために細胞診(針で細胞を採取する検査)を行うことがあります。
この検査によって良性か悪性の可能性があるかを判断します。
手術を検討する場合
以下のような場合には摘出手術を検討することがあります。
- 細胞診の結果、さらに詳しい診断が必要な場合
- 良性腫瘍でも大きくなってきている場合
- 見た目や違和感が気になる場合
摘出した組織を病理検査(顕微鏡検査)で詳しく調べることで最終診断が確定します。
一方で、症状がなく良性と考えられる場合には経過観察のみでよいことも多くあります。
手術方法
腫瘤の位置や大きさによって手術方法が異なります。
日帰り手術が可能な場合

皮膚の浅い部分にある腫瘤の場合は
- 局所麻酔
- 日帰り手術
で摘出できることがあります。
手術時間は20〜30分程度が目安です。
入院手術が望ましい場合
腫瘤の位置によっては
- 血管
- 神経
などの重要な構造の近くにある場合があります。
その場合には
- 全身麻酔
- 入院手術
が望ましいことがあります。
その際には適切な医療機関をご紹介します。
術後の経過
術後は
- 軽い腫れ
- 痛み
- 出血
などがみられることがありますが、多くの場合は数日〜1週間程度で改善します。
合併症・注意点
すべての外科手術と同様に、以下の可能性があります。
- 出血
- 感染
- しびれ
- 腫瘤の再発
必要に応じて適切に対応します。
まずは外来でご相談ください
くびのしこりの原因はさまざまであり、すぐに手術が必要になるわけではありません。
当院では診察と検査を行い、
- 経過観察でよいのか
- 手術が必要か
- 日帰り手術が可能か
を判断します。
くびのしこりが気になる場合はまず外来でご相談ください。