みみから血が出て心配な方へ

耳から血が出ると、「重大な病気ではないか」と不安になる方が多いと思います。
実際には、耳かきなどによる軽い外傷が原因のことが多い一方で、中耳の病気や腫瘍が関係している場合もあります。
出血の程度にかかわらず、原因を正確に見極めることが重要です。
大阪市中央区の耳鼻咽喉科・頭頸部外科くまべクリニックでは、原因を的確に診断し、日帰り手術から必要に応じた専門医療機関への紹介まで適切に対応します。
こんな症状はご相談ください
- 耳かきや綿棒の後に出血した
- 耳を触っていないのに血が出た
- 耳だれに血が混じっている
- 痛みやかゆみを伴う出血
- 頭をぶつけた後に出血した
- 出血がなかなか止まらない
- 繰り返し出血する
- きこえが悪くなった
主な原因となる疾患
外耳道外傷・外耳炎
耳かきや綿棒によって外耳道に傷がつき、出血することがあります。
特徴
- 鮮血(赤い血)が出る
- 痛みやかゆみを伴うことがある
当院の対応
多くは自然に止血しますが、炎症を伴う場合は薬物治療を行います。
※繰り返す場合は外耳炎の慢性化に注意が必要です。
外耳道湿疹・真菌感染
アレルギーや皮膚炎、真菌(カビ)感染により外耳道に炎症が起こります。
特徴
- 強いかゆみ
- 耳だれ
- 掻破により少量出血
当院の対応
清掃と薬物治療で改善を図ります。
中耳炎(急性・慢性・真珠腫性)
中耳の炎症により鼓膜が破れ、耳だれに血が混じることがあります。
特徴
- 耳だれに血が混じる
- 痛み・発熱(急性)
- 難聴を伴う
当院の対応
薬物治療を基本とし、必要に応じて鼓膜切開術・鼓膜チューブ留置術(日帰り手術)を行います。
※真珠腫性中耳炎が疑われる場合は、手術可能な専門医療機関へ紹介します。
鼓膜穿孔(外傷性)
耳かきや外傷により鼓膜に穴があき、出血することがあります。
特徴
- 出血量は比較的少量
- 難聴や耳鳴りを伴うことがある
当院の対応
多くは自然閉鎖しますが、閉じない場合は鼓膜穿孔閉鎖術(日帰り手術)を行います。
鼓膜炎(水疱性鼓膜炎)
ウイルス感染により鼓膜に水疱ができ、破れることで出血します。
特徴
- 強い痛み
- 少量の出血
- 感冒症状を伴うことがある
当院の対応
薬物治療を行います。
耳介の外傷・血腫・軟骨膜炎
耳の外側(耳介)は外傷により出血しやすい部位です。
注意点
- 血腫を放置すると変形(カリフラワー耳)
- 感染により軟骨膜炎を起こすことがある
当院の対応
状態に応じて適切な処置を行います。
頭部外傷(側頭骨骨折・頭蓋底骨折)
転倒や事故などで頭を強く打ったあとに耳から出血する場合、側頭骨骨折や頭蓋底骨折の可能性があります。
注意すべき症状
- 耳からの出血(比較的多い、または持続する)
- 透明な液体(髄液)の流出
- 強いめまい・ふらつき
- 顔の動きの異常(顔面神経麻痺)
- 強い難聴
当院の対応
これらが疑われる場合は、緊急対応が必要なため速やかに高次医療機関へ紹介します。
外耳道・耳介腫瘍(良性・悪性)
耳の中や外側にできものができ、出血することがあります。
注意すべき所見
- 出血を繰り返す
- 治りにくいびらんや潰瘍
- 徐々に大きくなる
- 痛みや難聴を伴う
当院の対応
良性腫瘍の場合は外耳道腫瘍摘出術(日帰り手術)が可能です。
悪性腫瘍が疑われる場合は生検を行い、速やかに専門医療機関へ紹介します。
当院の診療体制
日帰り手術
- 鼓膜切開術
- 鼓膜チューブ留置術
- 鼓膜穿孔閉鎖術
- 外耳道腫瘍摘出術
高度医療機関との連携
- 真珠腫性中耳炎
- 悪性腫瘍
- 頭部外傷に伴う出血 など