あごの下のしこりや腫れを安全に取り除く専門手術

あごの下にしこりや腫れがある、食事の時に違和感がある、徐々に大きくなってきている気がするなど、あごの下のトラブルでお困りではありませんか?顎下腺腫瘍摘出術は、あごの下にある唾液腺(顎下腺)にできた腫瘍を安全に取り除く手術です。腫瘍の種類や大きさによって手術方法が決まり、日帰りでの対応が可能な場合もあります。
大阪市中央区の耳鼻咽喉科・頭頸部外科くまべクリニックでは、事前に細胞診(細い針で細胞を採取する検査)で腫瘍の性質を確認したうえで手術を行います。腫瘍の種類や大きさ、位置によっては入院手術が望ましい場合もあり、その際は提携病院をご紹介いたします。あごの下に麻酔を行い、皮膚を切開して腫瘍を摘出する手術で、麻酔を含めて30分程度で完了します。
顎下腺腫瘍摘出術とは?
顎下腺腫瘍摘出術は、あごの下にある唾液腺(顎下腺)にできた腫瘍を取り除く手術です。顎下腺は唾液を作る重要な臓器で、ここに良性や悪性の腫瘍ができることがあります。手術では、腫瘍の性質や大きさに応じて最適な方法を選択します。
事前に細胞診という検査で腫瘍の種類を確認し、安全に摘出できるかどうかを慎重に判断します。小さな良性腫瘍であれば日帰り手術も可能ですが、腫瘍の種類や大きさ、位置によっては全身麻酔による入院手術が必要になる場合もあります。当院では患者さまの安全を最優先に考え、適切な治療方針をご提案いたします。
こんなことでお困りではありませんか?
- あごの下にしこりや腫れがある
- あごの下のしこりが徐々に大きくなってきた
- 食事や会話の時に違和感や痛みがある
- あごの下を触ると硬いものがある
- 顔の動きに左右差を感じる
- 口の乾燥や唾液の量の変化がある
- 他院で顎下腺の腫瘍を指摘された
- 良性か悪性か診断を受けたい など
顎下腺腫瘍摘出術の適応
- 顎下腺にできた良性腫瘍(多形腺腫、ワルチン腫瘍など)がある場合
- 顎下腺にできた悪性腫瘍が疑われる場合
- あごの下のしこりや腫れ、痛みがある場合
- 腫瘍の急速な増大がみられる場合
- 細胞診で腫瘍性病変が確認された場合
- 良性腫瘍でも増大傾向や症状がある場合
- 日帰り手術で安全に摘出できると判断される場合 など
日帰り手術が適応となる方
- 車で1時間以内の地域にお住まいの方
- 手術翌日まで付き添いの方がいらっしゃることをご承諾いただける方
- 緊急時はご自身以外が運転する車やタクシーで来院することができる方
- 抗凝固薬・抗血小板薬を服用していない方、また低用量ピルを休薬できる方
- 手術翌日と翌々日は安静に過ごせる環境を整えることができる方
- 日帰り手術の注意点について理解し、指示を守ることができる方
日帰り手術の性質上、遠方(車で1時間以上かかるところ)にお住まいの方や、緊急時に対応していただける方がいない場合は、基本的に当院での手術の適応外となります。ただし、ご家族と近隣のホテルにご宿泊いただく場合や、提携病院での1泊入院が可能な場合はご相談ください。
安心の1泊入院プラン
日帰り手術に不安をお感じの方には、提携病院での1泊入院プランもご用意しています。医療スタッフによる24時間体制のサポートで、安心して術後をお過ごしいただけます。
期待できる効果
- あごの下のしこりや腫れ、痛みの根本的な改善
- 腫瘍の良性・悪性の確定診断
- 良性腫瘍の再発や悪性化の予防
- 顔面神経や舌神経などの機能温存
- 外見や機能への影響を最小限に抑制
- 早期発見・早期治療による安心感の獲得
- 適切な術後フォローアップによる再発防止
- QOL(生活の質)の向上 など
手術前の検査
あご・首の詳細な観察
あごの下や首の状態を詳しく観察し、腫瘍の大きさ、位置、硬さ、可動性を確認します。周囲のリンパ節の腫れや神経への影響についても詳しく調べます。
画像検査
腫瘍の位置や大きさ、周囲組織との関係を詳しく調べるため、超音波(エコー)検査やCT検査、MRI検査を実施します。腫瘍の性質や手術の難易度を判断するための重要な検査です。
※MRI検査が必要な場合は、連携する専門施設をご紹介します
細胞診検査
細い針を使って腫瘍の一部を採取し、顕微鏡で詳しく調べます。良性・悪性の判定や腫瘍の種類を確認し、最適な治療方針を決定するための必須の検査です。
顔面神経・舌神経機能検査
手術前に顔面神経や舌神経の機能を詳しく評価し、術後の変化を比較できるようにします。神経機能の温存を最優先に手術計画を立てます。
必要に応じた追加検査
患者さまの全身状態や併存疾患に応じて、血液検査や心電図などの追加検査を実施し、安全に手術を受けていただけるかを総合的に判断いたします。
顎下腺腫瘍摘出術の流れ
※一般的な流れを記載しております。患者さまによって異なる場合があります
Step
01
症状や経過について詳しくお聞きし、あごの下や首の状態を精密に観察します。画像検査や細胞診により、顎下腺腫瘍摘出術の適応を判断し、手術内容やリスクについてわかりやすくご説明いたします。腫瘍の性質や大きさに応じて、日帰り手術か入院手術かを慎重に判断します。
手術は、患者さまご本人やご家族の同意を得てから実施いたします。
なお、入院・全身麻酔での手術が望ましいと判断した場合には、連携する専門施設をご紹介します。
Step
02
患者さまとご相談のうえ、手術日を決定します。安全に手術が行えるかどうかを判断するために、血液検査や心電図検査などを行います。
Step
03
手術前検査の結果を踏まえて、事前に手術の内容や注意事項をお伝えします。
手術前の禁煙・禁酒、服薬の調整、体調管理についてご説明し、当日は体調を整えてご来院いただきます。
Step
04
お伝えした日時に当院へご来院ください。
Step
05
あごの下に局所麻酔を注射し、痛みを感じないようにします。腫瘍の大きさや位置によっては、全身麻酔での手術をおすすめする場合もあります。
Step
06
あごの下の皮膚を切開し、重要な神経や血管を慎重に避けながら腫瘍を摘出します。顔面神経や舌神経の機能を温存することを最優先に、丁寧な手術を行います。摘出自体は腫瘍の大きさにより変わりますが、麻酔を含めて30分程度で完了します。
Step
07
手術後の注意事項を詳しくご説明し、必要に応じて薬を処方いたします。摘出した腫瘍は病理検査に提出し、最終的な診断を確定します。神経機能の回復や創部の治癒を確認するため定期的な通院をお願いしています。
手術前・手術後の注意点
手術前
- 禁煙:手術1週間前から手術後2週間以上(傷の治りが悪くなります)
- 禁酒:手術2日前から手術後1週間まで(血流が良くなると出血しやすくなります)
- 内服薬:抗凝固薬・抗血小板薬を内服中の方は当院の日帰り手術の適応外です
- 低用量ピル:手術によっては休薬が必要な場合があり、手術日の調整が必要です
- 予防接種:手術の前後1週間は予防接種を控えてください
- 食事制限・飲水制限があり、守れない場合は手術を受けることができません
- マニキュアやジェルネイルは手術当日までに外していただく必要があります
- 体調不良や発熱などにより手術が中止となる可能性がありますので、体調を整えてください など
手術後
- 当日は激しい運動や重労働を避け、安静にお過ごしください
- 激しい運動やトレーニング、重労働などは手術後2週間は控えてください
- 手術部位への刺激を避け、創部を清潔に保ってください
- 顔面神経や舌神経の麻痺が一時的に出ることがありますが、多くは回復します
- あごや舌のしびれ、感覚の変化が一時的に続くことがあります
- 出血や強い痛み、発熱、傷の赤みや腫れがあればすぐにご連絡ください
- 食事制限はありませんが、刺激物やアルコールは控えてください
- 創部のケアについては医師の指示に従って行ってください
- まれに神経の後遺症が残る場合がありますが、適切なリハビリテーションを行います
- 顔の動きに変化を感じた場合は早めにご相談ください
- 処方された薬は指示通りに服用し、定期的な通院で経過を確認させていただきます
- 手術後の傷の確認や処置のため、医師の指示日に受診していただきます
- 手術後の内服薬は術前外来の際に処方いたしますので手術当日まで保管してください
- 手術費用については「費用」ページをご参照ください。手術費用に薬剤費などが加わります
- 手術費用は手術後最初の診察日にお支払いいただきます
- 高額療養費制度の利用をおすすめいたします。当院窓口でのマイナンバーカードご利用により申請手続きを省略することができます
- 病理検査の結果説明のため、必ず指定日にご来院ください
- 手術後の痛みや合併症などの可能性は日帰り手術だからといって軽くなるわけではありません
- 何かご不明な点や心配事などありましたら、外来診療時間内にご連絡ください など